テレビで初めてハンドボールを見た。
もともとスポーツにはあまり興味がないので、中継はまず見ない。
ただ、いとこと友人とがやっていたので、へえ、これをやってたんかあとチャンネルをとめた。
でも見てびっくり。
「手でやるサッカーみたいなもん」と思っていたけど、
そんなもんやないのがやっとわかった。
いとこ(女性)は、高校の兵庫県代表校のキャプテンだった。
髪の毛は完全なキンパツ。
ぐれたんか?ときいたら、毎日外で練習するから、日に焼けただけ。
でもたびたび補導係にしょっぴかれるのでタイヘンと言っていた。
いたって真面目な高校生だった。
友人(男性)のほうは、大学でキーパーをやっていた。
身長は190近くあった。
普段はいたって温厚で、たれ目がちょっとかわいかった。
いとこは結婚してから、子どもと一緒に空手を始めた。
気が付くとえらい強くなっていて、去年は日本武道館に出るねんと言っていた。
へえ〜と思っていたけれど、昨日見たハンドボールを3年間もやっていたのなら、空手だってがんがんやるだろう。
友達のほうは「あいつをおこらすとこわい」と言われていた。
そりゃそうだろう。
大きい選手がジャンプしてゴールを決める。
それをひとりで食い止めるのだ。
相当の根性がないととてもできないだろう。
おとなしい顔して、あんたらこんなことやってたんかと、なんだか見る目が変わってしまった。
これからはもうちょっと尊敬します。